昔ながらのお風呂を使っている人の中には、手すりがなく危ない、床が滑りやすいなど、高齢者がなかなか安心して入ることができないと嘆いている人も多いかもしれません。このような場合には、リフォームを行うことで、高齢者も安心して入浴することにつながります。高齢者向けのお風呂リフォームを成功させるためには、なんといっても安全性が最重視されることになるでしょう。その中でも押さえておきたいポイントの一つには、滑りにくいように加工された浴室床が挙げられます。床が濡れると滑りやすくなって、万が一転んでしまった場合には大怪我につながるでしょう。滑りにくいように加工された床を採用することで、安全性が高まります。そして段差をなくすことも重要です。わずか5センチ程度の段差があってもつまずいて転倒する可能性が考えられます。お風呂の出入り口やお風呂内の段差の解消のリフォームが求められます。昔ながらの浴槽が深く、洗い場の床と浴槽の底との差が大きく開いているケースが多いです。安全に使えるようにリフォームする場合には、浅い浴槽やまたぎやすい高さのものを導入すると良いでしょう。そして三つ目には入浴前後の温度差を少なくすることです。ヒートショック現象と呼ばれるものが問題視されていますが、これはお風呂の中の相当との温度差がありすぎてショックを起こすものです。浴室暖房機器などを取り入れ入浴前にお風呂温めておくことにより、ヒートショックの対策にもつながり安心です。
投稿日:2022年4月25日 更新日: